魚の盛りつけ方に、「海腹川背」という言葉があります。
読み方は、うみはらかわせです。
海の魚は、腹を手前に盛って、川の魚は背を手前に盛るという意味です。
諸説あるようですが、川の魚は腹に小骨が多く、食べる所がほとんどないという説。又江戸は武士の町、大阪は商人の町であり、腹開き=切腹をイメージさせることから
関東は背開き、関西は腹開きという説もあるそうですよ。
修行に行った時、前菜に川の魚である諸子(写真は、鮎です)を背を手前に盛るように言われ、なんで反対に盛るのか不思議に思っていたら、先輩が教えてくださいました。初めて教えて頂いたのが、海腹川背です。ちょっと思い出したので、書いてみました。